杉の子会だより 第9号
2000年(平成12年) 5月発行
障害があっても近所の子供たちと同じように育てたい、 共に成長してほしいと美浜南小学校に入学させて いただいて早6年、こうして卒業式を迎えられたこと感無量です。
たまきが「ダウン症」と告げられたときの悲しい涙が、今は喜びの涙に 変わりました。これもひとえに先生方、子供たち、家族の方々、地域の皆様 の支えや励ましのおかげと感謝いたしております。
たまきもこの6年間で心身ともに大きく成長しました。特に体育大会で旗手をしたこと、 マラソン大会、お別れ会の劇など目に焼き付いています。学校以外でも子供会の行事、 はぐくみスポーツ教室、公文教室、絵画教室にも積極的に参加し、よく頑張りました。 親のほうが教えられることがいっぱいでした。
4月からは中学生、美浜中か、養護学校か、悩みましたが、6年生になったある日、 「たまき、ヘルメットかぶって自転車に乗って中学校へ行きます。勉強頑張ります。」 とうれしそうに言うたまき。それから毎日同じ事を言う我が子に、「ああ、 この子は当たり前にみんなと中学校へ行くつもりなんだ。行きたいんだ。」 と思ったとき私たちの心は決まりました。勉強ができなくたっていい、 同じことができなくても、みんなの中で同じ空気を吸っていろんな人たちと 関わり合いながら成長していってくれたら・・・・と思っています。
幸い美浜中学校に行くことが決まり、学校生活に多少の不安はありますが、 新しい出会いを楽しみに、前向きにやっていくつもりです。たまきも 「たまちゃんパワー」でがんばってくれることでしょう。今後ともご支援、 ご協力よろしくお願いします。
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